2008/06/30 (月)

あれ、ひょっとして生オケ聴きに行くのって今年最初?! ^^;

2008-06-30:ルツェルン交響とトカレフくん

サントリーホールで行われたルツェルン交響楽団 w/ ニコライ・トカレフのコンサートに行ってきました。
ルツェルン交響はスイスのオーケストラ。来日は初めて。金曜から毎日やっていて、昨日で4日目の公演。
指揮はオラリー・エルツというエストニア出身の人で、2000年のシベリウス指揮コンクールからキャリアがはじまってるみたい。
改装後のサントリーホールは初めてだったけど、席がコンバス目の前の前から3列めだったので、音響はあまりわからず。

  • ウェーバー 『魔弾の射手』序曲
  • ショパン  ピアノ協奏曲第2番
  • ブラームス 交響曲第1番

ふだんはピアノコンチェルトを聴きに行かない私だけど、嫁がトカレフくんのファンということで、私もブラムス聴きたいし、と。
わりとドル箱系曲目と思います。^^;
嫁は「ショパンの2番を選ぶヤツなんてマニアックだ」ゆうてましたけどね。

まずは魔弾の序曲。ふつうにうまい感じ。
おもしろかったのは第1ヴァイオリンの次席の女性。身動きがだいぶコブシの効いた感じで演奏なさいます。しかも、楽譜めくりをすべてとなりのコンマスにやらせてる。:-)
レディファースト?と思ったけど、別のところで女性がふつうにめくってたので、単純に力関係のよう。

続いてピアノがでてきて、トカレフくんのピアコン。嫁曰く、もともとめっちゃ速弾きの子らしいですが、25歳になり、演奏はどうか。注目のオケの振り出しは。。。。やっぱ速めだよ! ^^;
わたしの後ろの席にいた男性も反応してた。
けど、全体としては速すぎることはなく、落ち着いてノッた感じの、きちんとコンチェルトした演奏でした。うまいうまい。

アンコールはシューベルトの楽興の時3番とバッハ=シロティの前奏曲。
シューベルトはさすがのうまさにうっとり。いいピアニストですね。

中入して、本番のブラ1。
オープニングは早めのテンポで入る。ショパンが早かったのも指揮者の好みなのかしら。
しばらく次席ヴァイオリンの女性を中心にチェロやコンバスを観ながら聴き入る。私の席からは残念ながら管やティンパニーが見えない。
が、しばらくして気づく。

この指揮者すげぇ。。。

動きがすさまじくダイナミック。そして、盛り上がるところで「ぶふぉっ! ぶふぉっ!」と息を吐きまくる。ちょっとあんた歌いスギ、という勢い。
実は魔弾のときに、指揮の最中に指揮棒を指揮台にかつーんと当てちゃって、あ、っと思ったんだけど、そんぐらい当り前な激しい指揮っぷり(あれでスイッチが入ったんじゃない、とは嫁の談)。一回、指揮棒で楽譜が逆方向にめくれたりもしてた。

なんというか、ブラームスという巨人に全力で立ち向かっていた。

第2楽章だけは指揮棒をおいての指揮。この楽章だけ、カドがとれたなめらかな演奏に。
でも、第3楽章から再び指揮棒を手にし、あとは最後まで全力疾走!オケはよくついていった!!とくにホルンは超がんばった!!!

演奏後は万雷の拍手。私も嫁も大ウケ。^^;

アンコールはシベリウスの悲しきワルツ。ワルツうまいなぁ。この演奏後もふたたび大拍手。
続けてのアンコールはブラームスのハンガリー舞曲6番。出てきてすぐに指揮棒をふり、じゃーん♪と音を出すが、実はここで楽譜が出てない。あわててページをめくるオラリー。^^;
会場からは笑い声。もう、完全に会場のハートをわしづかみ。

最後はけっこうな人がスタディングオベーション。私も立って拍手するのはひさしぶりかな。
演奏後にトカレフくんのサイン会があって、演奏を途中で抜ける人がちらほらいたけども、この日の主役は完全にオラリー・エルツだった。

帰り際の嫁との会話

わ「今日の感動をどう文章にできるだろう」
嫁「あれは実際に観にこなきゃだめだね」

今後もおっかけていきたい指揮者さんです。もうしばらく日本にいるはずなので、興味ある方はぜひぜひ♪

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2008/06/03 (火)

かつて本駒込の家で4人で暮らしていた時期があった。
情報学を出て医学部に入りなおしたT、同じく医学部のR、獣医学科のI、生物学科を卒業して人体解剖も経験してた私。それぞれ生物系という共通がありつつ、カバーする範囲が微妙に異なることから、お互いの話を日夜楽しんでいた。
今日、「むかし聞いた、鳥類がなぜ尿素じゃなくて尿酸なのかの話がおもしろかった」と言われて、そんな話もしたなぁ、とひさびさに思い出す。
最近はこういった議論を日常的にしなくなって久しい。
リハビリしないとなぁ。。。

2008-06-03:算数の本の売れ行き

編集さんと打ち合わせ。
算数の本は5000部が編集部から出ているそうで、実売3000、書店の在庫で2000ぐらいじゃないか、という読み。
発売はじまってもうすぐ4ヶ月。がんばって売れ続けてほしいものです。

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