2014/01/01 (水)

本年もよろしくお願いします。
一年の計は元日にあるそうですが、ばっちりネタな一年が送れそうで楽しみでなりません( ̄▽ ̄)

2014-01-01:わあすけさんちのお正月と取材

新年おめでとうございます。
今年は初日からテレビ局の取材を我が家に迎えるという、一風変わった正月を迎えまして。。。

昨年、和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたのは広く知られていると思います。
登録の理由として、単に和食が健康にいいというだけでなく、四季の移ろいの表現であったり、正月などの年中行事との関わりがポイントとしてあったというのはご存知でしょうか。
農林水産省のページへのリンク

これについて海外メディアからの関心も高く、「日本の正月の食文化を知りたい!」という取材要望が出ます。
しかし、一般ご家庭の年内のお婆ちゃん・お母さん・娘で一緒にお節づくりみたいなところや、明けての親族揃っての集まり、といったところに取材カメラが入ることを受け入れてくださるご家庭は、なかなかありません。
どこか取材させてもらえるところがないだろうか、と友人から相談がありました。

一方、我が家がふだんから人を呼んで自宅でホームパーティ開催という、人を迎えることに慣れているのと、

  • お節は自分で作らずお取り寄せだが、名の通ったお店(神保町傳)にお願いしてる。
  • 鯛とお雑煮くらいは一応自分で。。。

というわけで、あれ、取材対象になるんじゃないの?、と。
テレビ局側からは「ぜひお願いしたい」とあり、嫁と傳の長谷川さんに「こんな話来てるけど、いい?」と相談して OK いただいたので、取材を引き受けることにしました。

ちなみに今回お話が来たのは MBC というドバイのテレビ局。国内で放映の予定はありませんので、あしからず。^^;


取材は昼過ぎから。
前日の年越し企画の続きということで、えとーさんハルコさんにもお昼にまた来てもらいました。
あ、実際には、昨日の大晦日に傳にお節を受け取りにいくところも取材されてます(昨日のエントリ参照)。

今日の収録は鯛とお雑煮を調理するところからはじめたいということで、年末に吉池で買ってきた1kg強の鯛を見せ、鱗をとり、出刃で腹かっさばいてワタをはずすのをカメラの前で。
次いで、塩を振り、我が家の IH のグリルで焼きます。
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お雑煮は我が家は醤油仕立てで作ります。
鶏を煮、餅をあたため(メンドくさいという理由で自分は焼きません)、別で茹でたほうれん草とかまぼこと伊達巻を添える。
最後に柚子と三つ葉を細工して載せて完成。
だいたい30分程度の調理でしたけど、

カメラの前で調理するって、えらく緊張するもんですねぇ。

鯛が焼きあがり、お雑煮もできたところで、お節を広げ、鯛とお雑煮を並べ、お酒を出します。
お酒は「赤の英君」にしました。2009年のものなので、5年古酒扱いになるかな。

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右に傳のお節のアップ写真を(クリックるすると大きく表示されます)。
いつも二人前でお願いしていますが、お重の中に盛り沢山!
人参の細工がカワイイ。

並べたとこを写したあとは、みんなで乾杯して、お食事の収録。
お節のなかの蓮根(穴から先を見通すということで縁起がよい)が海外の方にウケそう、ということで、カメラに穴がうまく映るように演技指導されながらいただいたり。
他にも「この品目はどういう理由でお節に入っているのか」をあーだこーだ言ったり、調べたりしながら、みんなでたのしくいただきました。

毎年毎年おいしいお節をありがとうございます、長谷川さん!
英君のひでさん、赤の英君まだまだいけました。素晴らしいお酒に感謝です。

「赤の英君」は自分らの結婚式用に英君酒造のとあるスペックのものを特別に分けていただいたものです。ラベルはオリジナル。市販流通はございません^^


一通りいただいたところで、お片付けをしながら小休憩。
続けては、我が家スペシャル(?)の初釜。

日本の各家庭には茶釜があり、元日の一家のあるじが茶を点て、もてなすものである

DSC_3817という風習があると世界に広めていただこうと(・∀・)
点前は薄茶平点前。
写真は沸かしておいた釜を置き、ハルコさん、嫁に席入りしてもらって、はなびら餅をお出ししたところ。
これだけだと殺風景ですね。。。
(点前中の写真をお願いしそびれてました)


最後にインタビュー。
和食についてどう思うか、とか、お節の意味は、といった質問でした。問答は日本語です。^^;
実際の放映時には、冒頭だけワタクシの肉声が入り、あとは吹き替えでアラビア語がかぶせられるそう。

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DSC_3820写真の中のカメラのモニタを見ていただくと分かるんですが、マイクのスポンジが画面下に来るようになっています。
これ、放送局ごとにスポンジが違うのね。
で、スポンジの数だけ収録しました。
繰り返すのは収録する方もされる方もタイヘン。^^;

夕刻前に一通り終了。
なかなか楽しいイベントでした。
編集作業を経て、ドバイやクウェートで放映される、ハズ。
ネタも入れてますが、日本の文化を世界に発信したいというモチベーションは自分も大きいので、今後も機会あればこういう企画に乗っかっていきたいと思っています。
自分が応援してる日本の伝統文化継承者なみなさんもどんどん紹介していきたいですしね。

今回の機会をくださったナジーブさんと夏樹さん、ありがとうございました。
編集後の作品を楽しみにしています(国内放映はないですが、わたしには映像がくる約束)。

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