2014/05/20 (火)

いつか食べたいと思ってい備屋珈琲店のシチューを食す。

2014-05-20:読書会

大学先輩主催の月イチ読書会。
テーマは『パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか (PHP新書)』。
先月の会でのある参加者の「小保方女史は演技性パーソナリティ障害ではないか」というコメントから。

この本、プロローグと第I部でパーソナル障害とはどういうものかを解説し、第II部で10種類の障害タイプ(境界・自己愛・演技・反社会・妄想・失調・シゾイド・回避・依存・強迫)の個別の説明があり、おわりにで結ぶ。
第II部では、それぞれがどういう特徴かだけでなく、具体的事例(自己愛性のサルバドール・ダリやココ・シャネル、失調性の夏目漱石とか)や、そういった方への接し方のコツ、本人の克服のポイントなどが記されている。
ただ、これは著者の問題というより編集者の問題だと思うのだけど、第II部に入る前の

第I部がとにかく読みづらい

失礼ながら、教えることに慣れていない理系の先生感バリバリ。
そこで、これからこの書籍を読んでみよう、という方には次の順序で読み進めることをおすすめする。

  1. プロローグ
  2. 付録 パーソナリティ自己診断シート
  3. 第II部(第三章~第十二章)
  4. おわりに または 第I部(第一章・第二章)
  5. 第I部(第一章・第二章) または おわりに

付録についている診断シートはネタバレ(?)の前にやっておいた方がいいように思う。
これは各10の障害タイプそれぞれについての自分の傾向を知るというもの。第II部読んだ後だと、「あぁ、この設問はアレか」というのも分かっちゃうので。

おわりにの文章がなかなかによかった。一部を以下に引用。

パーソナリティ自体は、その人の人柄であり、そう簡単には変わらないし、変える必要もない。しかし、パーソナリティ障害は、パーソナリティの度が過ぎて社会に適応して生きていくのを邪魔している部分なので、変える必要があるし、実際、変えることができる。
(略)
リンカーンは、中年を過ぎたら、人は自分の顔に責任があるといった。同じことがパーソナリティについてもいえるだろう。若い頃は、パーソナリティは、生まれ持ったものや育ってきた環境によって大きく左右される。しかし、ある程度の年齢になれば、自分の弱点を克服しようと努力した人と、問題に向かい合わずに過ごしてきた人との差は歴然となる。
そこそこの年になれば、人は自分のパーソナリティに対して責任があると思う。その年になれば、親や不遇な環境のせいにばかりはできないのだ。いかに生きてきたかが、その人のパーソナリティには、顔に刻まれた皺のように刻まれている。

書かれている通り、度を越しているか(閾値を超えるか)が「障害になるか」。誰しもが傾向なりばらつきを持つもので、それを個性とも呼ぶのだろう。
ちなみに、筆者の自己診断、強迫性・演技性・自己愛性で閾値以上という結果。まぁなんとなく納得。
そういうことも自分で分かったうえで、折り合いをつけ、また他者と関わっていくのがよい人生を送るために大事なことではないだろうか(月並み感)。

多くの人におススメできる一冊。第I部は読みにくいけど。。。
2004年の新書。数年前には kindle 版にもなっているので、端末お持ちの方はそちらでも。

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2014-05-20:備屋珈琲店のビーフシチュー

DSC_4542いつも読書会でおじゃましてる喫茶店の会議室。
気になっていたシチューを頼んでみた。

ウワサ通りおいしい♪

しっかりしたサイズのホホ肉が3,4個入ってて、パンもしっかりおいしくて、サラダもついて、これで1200円はいい。

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