2014/06/14

2014-06-14:クウォーター・グッド・オフィス第26回チャリティコンサート

DSC_4665DSC_4679音楽交流NPOクウォーター・グッド・オフィスが主催する年イチのチャリティコンサートで、紀尾井ホールに。
和装。
四谷駅から歩きの紀尾井ホールはうちから一駅扱い(御茶ノ水から中央線)なので、とても行きやすくていい。
チケットは完売とのことで、開場時間の18時ジャストについたら、会場のまわりの歩道は人の群れ。
あわてて(?)ちょっと離れた自販機とベンチがあるところで水分補給しながら座って混雑をやり過ごし、開園10分前に会場入り(なお、コンサート後に「あそこで座ってらしゃいましたね」と複数人からツッコまれました ^^;)。

コンサート演目は以下。

ヴィヴァルディ 4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ロ短調 op.3

  • ヴァイオリン:シャンドル ・ヤボルカイ 、大江 馨、戸原 直、漆原 啓子
  • チェロ:アダム・ヤボルカイ

バッハ オーボエとヴァイオリンのための二重協奏曲 ニ短調

  • オーボエ:蠣崎 耕三  ヴァイオリン:川田 知子

モーツァルト 2本のヴァイオリンのためのコンチェルトーネ

  • ヴァイオリン:シャンドル ・ヤボルカイ 、川田 知子

モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 k.364

  • ヴァイオリン:漆原 啓子 ヴィオラ:鈴木 康浩

モーツァルト 交響曲 第29番 イ長調 k.201

ステージ上に登るのはマックスでも20人程度。指揮者はなし。
サロン的なコンサートね。

開演前、司会進行役の斎藤さん(ottava のミュージックディレクター&con brio のプレゼンター)、クウォーター・グッド・オフィス理事長の四分一さん、ヤボルカイ兄弟出演ということでハンガリー大使館の文化担当書記官のカールマンさんそれぞれが挨拶。
カールマンさんはラフォルジュルネ以来だ。途中休憩の際にお声掛けして(カールマンさんは挨拶のあとは客席で鑑賞されてた)、ちょびっとご挨拶。

さて、コンサート。
ヴィヴァルディの4つのヴァイオリンとチェロ、バロックばりばり。ヴァイオリンのソロの4人は漆原さんに漆原さんのお弟子さんの若い子ふたりに、ヤボルカイ兄。お弟子さんふたりはちょっと厳しかったかな。漆原さんとヤボルカイ兄はさすがの弾きっぷり。いいねいいね。
続けてのバッハのヴァイオリンとオーボエ、こちらもバロック~。ここで前曲のソロ4人はバックにまわる。川田さんのヴァイオリン、蠣崎さんのオーボエどちらも見事。とくに第2楽章はうっとり(睡眠不足だったら寝てそうだった)。
モーツァルトの2本のヴァイオリンは、ふたたびヤボルカイ兄が出てきて川田さんとのデュオ。これがまぁ、お二人がなんとも楽しそうに演奏してた。川田さんはアイコンタクトバチバチ、ヤボルカイ兄は表情が変わる変わる。^^;

ここでいったん休憩。ラフォルジュルネやかおりんごさんの個展でお目にかかったことのある OTTAVA リスナーさんたちと歓談したり。
後半開始時には斎藤さんが前説。モーツァルトがヴィオラの名手だったことを言って、ヴィオラに注目して聴きましょう、と。
で、漆原さんのヴァイオリン、鈴木さんのヴィオラの協奏曲。オトナな二人の演奏。ヴィオラいいなー。

ただ、この曲が終わった時点ですでに終了予定の21時の10分前。おーい、最後の交響曲、30分はあるだろー(・∀・)
というわけで、トリ、モーツァルト交響曲29番。これまでの曲はかならず誰かがステージ中央でスタンドで演奏だったけど、最後のシンフォは全員着席のオケ形式。ただし指揮者はなし。コンミスが漆原さん、第1ヴァイオリンのNo2がヤボルカイ兄、第2ヴァイオリンの主席が川田さん。うおー、すげー。
演奏はもちろんよかった。
よかったんだけど、漆原さんの隣に座ったヤボルカイ兄がずっと漆原さんに向きながらの演奏で笑った。顔向きながら、演奏中がんがん表情変わるし。あれ、漆原さん吹き出しそうにならなかったんだろうか。楽譜見ろよ、兄。^^;

その後、アンコールでモーツァルトの交響曲1番(?)をやり、アメージンググレースで締め。
終わったのは21時半とかだったかな。
終演後は入口にヤボルカイ兄弟が募金箱もって呼びかけたり、斎藤さんが出てきてて OTTAVA リスナーでごった返したり。ヤボルカイ兄弟とは写真一緒に撮らせてもらってしまった。ニヤリ。

全体を通して、どの曲もよくて、贅沢なコンサートだったな、という感想。
チケット6000円は安くないけど、チャリティだしね。
あと、ソリスト系とは別で、コントラバスの方がよかった!1本編成だったのだけど、すべての曲でソリストたちが気持ちよく演奏できるよう、ベースとして支えていた。加藤雄太さんという方。グッジョブ!(^^)b
(前から3列目の右側ブロックということで、とても彼を見やすかったというのもある)

22時過ぎにホールを出て、OTTAVA リスナーなみなさんと軽くお茶してから解散。
和装男子は自分のみだったけど、和装女子はけっこういらっしゃる。なかでもグレートなおふたりの写真を顔ナシでアップ。
襟が鍵盤!帯にグランドピアノ!というか迷彩柄!!!
20140614
男子は着物・帯自体ではこういう遊びできないから、羨ましいわ。