2014/06/23 (月)

アナウンサーさんの講演。
なかなか為になった!

2014-06-23:GITC #53 Workshop すべては伝える力から~今日からできる表現力UP術

秋山さんにお誘いいただいての勉強会に参加。
フリーアナウンサーの堤信子さんの講演。講演・事前質問をベースにしたパネルディスカッション・当日会場からの質問であわせて1時間半ちょい。
メラビアンの法則(人の行動が他者に与える影響は表情・態度が55%、声が38%、言葉が8%だというもの)をベースに、各人の「素の顔」とはなにか、笑顔の向上のさせ方、うなずきの重要性など、non-verbal な部分がメインだった。話を聞いてもらう前に、そもそも相手からの印象が悪いとだめよね。
ご自身の新人アナウンサー時代の先輩方からの受けた指導内容や、現在教鞭ととっておられる大学での学生の反応(「スピーチと朗読とプレゼン」という講義だそうです)などを踏まえながら、終始うまくお話がすすむ。
というか、内容が興味深いこともさることながら、

堤さん、講演の進め方がおそろしく上手い!

このあたり質疑でも話題になりお話しされていたのだけど、「いいプレゼン」というのはテクニックももちろんあるものの、何よりご本人の事前の準備の量に裏打ちされているものなのよね。そりゃあたりまえのことだけど、うーん、自分は反省。もっと自分のビデオ見ないとな。

verbal な方は、あまり時間は割かれなかったのだけど、大事な敬語だけみておきましょう、ということで「言う・見る・する・行く・いる・食べる・聞く」の尊敬語・謙譲語はそれぞれなに?という確認。
こういうの、すぐさま全部を答えられる方ってそうはいない。自分も行くの尊敬語がぱっと出てこなくて「足を運ばれる」とだけ手元に走り書き。。。(いらっしゃる、デス)。
ただ、講演後の懇親会の席上で「最近の敬語は5種類に細分化されていて」とご一緒した方々とお話ししてたら、ご存じない方多数だった。
せっかくなので、リンクを貼っておこう。
文科省(mext.go.jp)の方が平成18年時点のコラム。答申の抜粋。まずはこれだけご覧いただければいいかなと思う。
文化庁(bunka.go.jp)の方は平成19年2月の文化審議会の答申そのもの。ちょっとページ数あります(自分も全部は読んでない)。

18.文化審議会「敬語の指針」(答申)について
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpab200601/column/018.htm

敬語の指針
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/bunkasingi/pdf/keigo_tousin.pdf

まあ自分もちょっと前に阿刀田高の著作で触れられてるのを読むまで知らなかったんですけどね、5種類への細分化。
(阿刀田高が文化審議会の会長として指針をまとめている)

堤さん、最近新著が出たということで、懇親会の席でサイン入りで購入させていただいた。ありがとうございます。
kindle 版も出てるけど、リアル版じゃないとサインいただけないからなー。

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