2014/09/27 (土)

シアトルで能を観て、ミュージカル観て、オケを観て。

2014-09-27:DAY3 Seattle log

日本時間19時キックオフにあわせて、こっち時間午前3時に起きる。
が、スカパーのオンデマンドは国内アドレスからじゃないとだめなので、VPN 張っての国内のサーバ経由でストリーム飛ばすんだけど、ホテルのネットワークが不安定でなかなか観れない。
AT&T の SIM をデータ通信無制限にしておけばよかったかなぁ。。。
それでもなんとか後半は観れた。カカウのシュートもさておき、ジンヒョンが当たりまくってたね。負けは悔しいが、まあしょうがないや。次だ次。

7時ごろに目覚ましでフィットネスルームに行って、マシントレとバーベルで素振り。
いったん部屋戻ってシャワー浴び、朝食を摂り、午前中はデスクワーク。
昼に和装で出。今日も単。10年以上着てる茶のやつ。ヒートテックも着用。
シアトルセンターで insgress しつつ、モノレールでダウンタウン中心部へ。
気がついたら Lv8 間近だったので、前後でスクリーンショットをば。1,999,998AP まで持ってって、最後に敵レゾを一個飛ばして、ついに第2チュートリアル完了!
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ありがとうシアトル!(笑)

2時からACTシアターでの公演。
続けて16時半からバックステージおじゃま。
その後バックステージでご一緒した小西さん夫妻とお茶して(いろいろ共通項、学校や友人などがあり、世間の狭さを知る)、19時からのソワレを観る夫妻と別れ、自分はコンサートホールへ。
20時からのコンサートは22時過ぎに終わり、徒歩でホテルに戻る。
途中のガソリンスタンド併設のショップでハイネケンを買い、和装を解いてビール呑んで一息ついたのが23時。
24時前には寝る。

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2014-09-27:Seattle Symphony を聴きに行く

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シアトルシンフォニーを聴きに BENAROYA HALL へ。
何席あるんだろう、けっこうひろいホール。バルコニーも4階相当まであった。
昨日今日明日の金土日3公演の真ん中の土曜夜なんだけど、お客さんびっしり。ほとんど空席がない。
自分は前から8列目のド中央という席。管は観れないけど、いい席。
これで$37はいい。

プログラムは

  • Henri DUTILLEUX: Metaboles
  • Sergey RACHMANINOV: Rhapsody on a Theme of Paganini, Op.43
  • Anton Dvorak: Symphony No.8 in G major, Op.88

デュテユー知らん。。。初めて聴く(´・ω・)
途中意識飛んでましたが、まあこういう曲なんだろうな、という感想ッス。席後ろのおっさんが演奏終了直後に WAHAHAHA 笑っとった。

パガニーニのラプソディのピアニストは Khatia Buniatishvili というグルジアの女性。若い。ガツガツ速弾き系。
こういうのがこっちの人にはウケるんだろうなぁ、と思ってたら、演奏終了後

いきなり総立ちの拍手。

盛り上がりすぎてた(・∀・)

ドヴォ8は、さすがメロディのドヴォルザーク。楽しい。
弦はしっかりしててて、音量も出ててよかった。第1楽章終盤で第1ヴァイオリンの真ん中あたりの人の弦が切れちゃって、第2楽章お休み、第3楽章から復活というハプニングもあったけど。
管はつらいねぇ。。。第4楽章オープニングのファンファーレははずさずできてよかったんだけど、他はだいぶしょんぼり。

それでもこちらのお客さんは立って拍手が出る。
日本で聴くのとは違ったホールの雰囲気を体験できてよかった。

20時開演なので、終わるのは22時過ぎ。
日本だとなかなかない時間設定だけど、日本でも開始が遅いと嬉しいって層も多いはずだよね。Ottava も今度は夜のプログラム19時開始にするらしいし。
帰りの心配もあるけど、日本でも試してみてくれないかなぁ、イベントものの遅い時間開始。

Delta Air Lines Masterworks: Rachmaninov & Dvořák | Seattle Symphony Orchestra
http://www.seattlesymphony.org/symphony/buy/single/production.aspx?id=15357&src=t&dateid=15357

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2014-09-27:The Beauty of Noh(2nd day matinee)

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今回の旅の主目的、ACTシアターでの能公演。公演としては昨日からの4公演の中の2回目にあたる回。2時から。
ロビーには「ムネリン2号」の愛称(?)の能装束ディスプレイ。一緒に写真も撮ってもらってしまった。
開演までシアトル在住の日本の方と歓談したり。

演目は巴(の半能)。
シテ武田宗典、ワキ福王知登、地謡武田文志・武田宗和・武田祥照、後見武田友志。小鼓住駒充彦、大鼓亀井洋佑、笛藤田貴弘。
ステージはふつー(?)の西洋舞台で、下手から楽器3人が出てきて、地謡は上手から出てきた。
ワキ・シテ・後見は下手から。
舞台の上の方に小さいスクリーンが吊られていて、英語のスクリプトが表示される。
半能なので最初にワキが都にのぼろうとしてる話をしたあとは、さっさと武者姿の巴登場。
華麗に薙刀を振り回し、美しい所作で泣く。まことに美しい巴御前。
(薙刀はなんて訳すんだろうとスクリーン見てたら、Halberd でした、あと、配られた英語の説明冊子に Tomoe のことが “equal to a tousand men” とあった。一騎当千!)
地謡お三方の佇まいがそれぞれ三様でおもしろかった。文志さんは「引っ張っていくんだ」という気概・張りが出てた。親父さんはごく自然体な風。キャリアっすね。祥照さんは全力しっかり。
全員退場のあと、カーテンコールで全員がまた出てくる、というのはこっちでのアレンジかな。宗典さんもカーテンコールでは面をはずして。

ここで20分のインターバル。
ロビーをうろついてるといろいろ話しかけられて、現地の方と懇談。
「あなたもパフォーマーなの?」こっち来てから何度か言われてますが、ただの客です。
「日本文化すばらしいわ。いつか日本に行ってみたい」ぜひお越しください。お待ちしてますよ!
「でもいろいろ高いんでしょう?」ホテルはこっちの方が高いです(´・ω・)

後半は Yoshinaka というタイトルのミュージカル。
昨年の宗典さんシアトル公演の際に話が出て、今回巴と義仲のセットとして実現した次第。
芭蕉・義仲・巴とこちらの役者さんで、観音役に宗典さん。主に英語で歌うけど、ところどころ日本語。
衣装はなんとなく和のテイストもあるオリジナル。
宗典さんもズボンタイプの衣装で、普段袴で隠れている足の動きがよく見える。面はナシ(扇子は持ってた)。
巴役の衣装が右前だったのは気になってしまった。西洋的には女子は右前だろうけど。。。
まぁ、巴死んでるって設定ならアリなんかな。^^;
芭蕉役の Jose Luis Munoz さん、いいカウンターテナーだった。やられた。
楽隊もステージ上で、キーボード、ベースギター、インディアンハーモニウム、そして太鼓、
正直、歌詞はかなり聴き取れないんだけど、雰囲気は伝わりました。
観客の反応がいい感じだったんで、試みは成功なのかな?


終幕後、バックステージにおじゃま。
ミュージカルの方の衣装、着物素材使っての全部オリジナルだそう。
宗典さんに巴の右前の話をしたら、ご本人気づいてなくて(ミュージカルで巴の登場の時点で彼はまだ能終わった後の準備中なので、巴を観れてない)、コスチュームデザイナーに話はしてみる、とのこと。
能装束やお面、小物たちを見せていただく。
最後のは大鼓の火あぶり用電熱器。

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マチソワの合間に時間いただいてしまい、感謝。
自分はソワレは観ずに、あとは明日の楽を観ます。
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Premiere Performance”The Beauty of NOH” Tomoe and Yoshinaka
http://www.nohandopera.com/

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