2015/01/18 (日)

2015-01-18:着物deクラシック♪

DSC_6146昨年のラフォルジュルネで知り合った、丸の内朝大学のラフォルジュルネクラスなみなさまからお誘いいただき、新年に着物でコンサートに行こう企画にご一緒させていただいてきた。
会場は初台のオペラシティ。
ロシアのミハイロフスキー劇場管弦楽団で、チャイコフスキーのエフゲニー・オネーギンからのポロネーズ、ピアノ協奏曲1番、交響曲6番の悲愴というラインナップ。
ピアノはフランソワ・デュモン。

13時の開場時間が集合時間。和装で11名、それと体調思わしくなく和装断念が2名での、計13名が集った。
ご自身でご自宅で着てきた方や、レンタルで着付けてもらってから会場にいらした方や、いろいろ。
華やか~。
なお、男子は自分ひとり(´・ω・)

さて、コンサート。
席はバルコニー席左側。ピアノの鍵盤が見える位置。
最初のポロネーズ。全体としてはうーん?
けどティンパニーよかったな。メロディ楽器として使われるくらいの曲だけど、しっかり叩けてました。
チェロはもちっとがんばってくれい。

ピアコン。
今日のピアニスト、後から調べたら2010年のショパコンの5位じゃないか。
当時の、コンクール後に成績上位者が来日してのコンサート、うちら夫婦も聴きに行ってるぞ。^^;
というのも気づかずにコンサート中は観聴きしてたんだけど、うん、とても巧かった、デュモン。
特に第2楽章。オケが遅れがちなのを「オレはもっといいテンポで弾いちゃうもんね」的だった。
個人的には彼の弾きたいスピードの方が自分の好み。鍵盤の上の手の上の動きがよく見える席だったのもよかった。
で、ピアコン演奏後、アンコールでドビュッシーの月の光を弾いてくれた。ここで気付かなかったのがくやしいなぁ。4年前に同じのを聴いてるのに!
やっぱりイイです、フランス人の弾くドビュッシーは。

10329861_655030734609221_2036209228494618128_o悲愴の前に休憩。
ワイン頼んで呑んでるところを激写されますた。
(ちゃんと?グラスのオペラシティのロゴをカメラに向けるワタクシ

さて、悲愴。
いい演奏だった。
なんだよ、オケも巧いじゃん(失礼)
各所で木管がしっかりしてて、第3楽章の大盛り上がりでの金管もしっかりしてて、でもなにより第4楽章の弦がよかった。
エフゲニー・オネーギンはやる気なかったのか、錬度の問題か。。。
新年最初のコンサートでよいものが聴けてよかった。

コンサート後はオペラシティのカフェでみんなで歓談。
次は4月の桜の時期にやりたいね、と。
着物イベント、自分はいつでもウェルカムですよー!

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2012/05/05 (土)

2012-05-05:ラ・フォル・ジュルネ3日目

買ってあるプログラムは18:45からのものだったので、出掛けるのはゆっくりでいいや、と油断してたら、起きたのが14時。。。
15時から ottava 特設ブースに川久保さんが来るのには聴きに行こうと思っていたのに。_| ̄|○
いちおう、家から国際フォーラムは30分かからないことが分かっていたので、がんばれば行けなくはなかったけど、すっぱりあきらめて家でしっかり身支度してから出発。今日も和装。
ちなみに今日は嫁は劇団四季のアイーダがあったので、ひとりで先に国際フォーラム入り。

ottava の特設ブースをうろうろしていたら、「リスナーの方ですか?」と他のリスナーさんからお声掛けいただき、そのままいろんなリスナーの方々とお話。みなさん若草色のなにかワンポイントをお持ちなのね。若草色のお着物の女性もいらした。自分はなにもそういうの持っておらず。男物じゃないよなぁ(注: リスナーであることを示すために、若草色のなにかを持とう、というルールがあるのです)。
con brio の斉藤さんもいらして、直接ご挨拶できてよかった。

18:45からはホールA。グリンカのルスランとリュドミラの序曲、チャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルト。オケは今日もまた、のジャン=ジャック・カントロフ率いるシンフォニア・ヴァルソヴィア。
ひとつめのルスランとリュドミラ、とてもよかった!やっぱいいよこのオケ。来年も来てくれるかなぁ。
ヴァイオリンコンチェルトは川久保賜紀さん。見事に弾いていた。けど、パワーが弱くどうしてもオケの弦に音が埋もれてしまってもいた。

プログラム終わったところで、いそいで ottava ブースへ。con brio の番組内企画、マイベストチャイコフスキーのカウントダウンイベントが19時からだったのだ。
なんとか、トップ2の発表のところには間に合う。が、聞けなかった3位以下は、その場の他のリスナーさんたちに聞いてもまったく教えてもらえず。

月曜の con brio 放送を待ちなさい

とのこと。。。(´・ω・)
twitter でも誰もつぶやかなかったみたいね。

そして、最後、21:00からのホールAへ。嫁も無事合流。
演目はチャイコフスキーのイタリア奇想曲、ボロディンのだったん人の踊り(合唱つき)、そしてラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。ドル箱演目~。
自分らはこれで

ラフマニノフのピアノ協奏曲第1,2,3,4番コンプリート

だったりする。いぇい(^^)b
オケはウラル・フィル、指揮はドミトリー・リス。合唱はカペラ・サンクトペテルブルク。ピアノはボリス・ペレゾフスキー。

最初のイタリア奇想曲。のっけからものすごかった。鳥肌たちまくり。ドミトリー・リスは戦う指揮者ね。全力でこの曲に立ち向かい、そしてそれに応えるオケ。曲が終わった途端に大きな拍手にブラボーの嵐。

もう、このまま終わってもいい!

という素晴らしいパフォーマンスでした。
しかし、まだまだ終わらない。続くだったん人がまたすごい。ゆったりと美しく流れる調べ。涙がでる演奏。
最後にラフマニノフ。ペレゾフスキーがすごいというのはいろんな方から前評判で聞いていたけど、実際すげぇ。技術力高いね。ただ、その彼の演奏もウラル・フィルの弦の全力が出ると、音が埋もれる。聴きながら「もう少し弦を減らしてくれぇぇぇ」と心の中で叫んでました。
とはいえ、第3楽章はしっかり盛り上げ、大興奮で演奏終了。ホールは大熱狂。1回目のカーテンコールからスタンディングの人もちらほら。自分も3回目に出てきたところで立って拍手。
そしたら、

なんとアンコールが来た。

実は開始時間が遅れたのがあって、すでの22時を越えていたにも関わらず、第3楽章の途中から最後まで。アンコール終わった後は客席の過半数がスタンディングオベーション。5000人のホールでですよ?ただただ感動のステージ。
大満足で会場を後にできた。ラ・フォル・ジュルネ、いいイベントだなぁ。。。と喜びを噛み締める。

ちなみに。
最後のホールAの開始が遅れたのは、直前のホールCのプログラムの終了が押したため。ハシゴでチケット買ってる人がいるわけで、運営が機転効かせて、ホールAの開始を遅らせつつ、直通の通路にお客さんを誘導して間に合わせたとのこと。

運営さん、グッジョブすぎ!

素晴らしいイベントの後ろには様々な方の頑張りがある。感謝と称賛を送ります。

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2012/05/04 (金)

2012-05-04:ラ・フォル・ジュルネ2日目

ラ・フォル・ジュルネ2日目。今日も和装。
今日も最初に聴きに行ったのは12:15からのホールA。寝ぼすけなので午前中の公演は起きられないのデス。
事前に一番楽しみにしていた、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番。ピアノは小曽根真さん。
と、その前にプロコフィエフの交響曲第1番「古典」。パリ室内管弦楽団を歌って踊る指揮者ジョセフ・スヴェンセンが振る。
プロコの古典、よかった。ウヴェンセンは指揮棒を持たず、両手を大きく動かし、腰を振りながらオケを導いていく。パリ室内管はさすがの巧さ。堪能しました。
そして、いよいよショスタコ。

小曽根さん、うめぇ。。。

モニタに映される手の動きもいいし、ときたまアップになる顔も表情がイイ!
このプログラムの3000円も安いな~。期待通り、大満足。

空き時間には今日も地下の展示ホールへ。
昨日撮影しそこねた、入口のところにあるストラヴィンスキーのバレエ音楽をモチーフにしたフラワーアレンジメントをパチリ。マルク・バルボーという方の作品だそうで、主に黄色いのが火の鳥、上の白からだんだん色づいていくのがペトリューシュカ、白基調のが春の祭典。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」公式レポート BLOG

14:15からはホールCでチャイコフスキーの組曲第4番モーツァルティアーナとラフマニノフのピアノ協奏曲第1番。
オケはジャン=ジャック・カントロフ率いるシンフォニア・ヴァルソヴィア、ピアノはアダム・ラムール。
昨日に引き続きのシンフォニア・ヴァルソヴィアは、今日もいい演奏。モーツァルティアーナの第3楽章は美しく、うっとり。。。が、その第3楽章終わったところで、客席から「そんな無理やりださんでも」という咳払いが出て、まわりから失笑が漏れる。

いい音楽が台無しだよ!(-_-#)

なんであんなにみんな咳したがるんだろう。。。
ラフマニノフピアコン1は丁寧な演奏。ちょっと遠慮がち?演奏後の挨拶でもアダム・ラムールはやたらペコペコしてた。
ピアコンの方では自分の隣席の年配の女性がぐぁっと前のめりで聴かれていて、これが印象的だった。お好きなのかな、第1番。

今日も今日とて小腹が空いたので、地上の屋台村をうろついて、帝国ホテルのキッチンバスからボルシチとビーフストロガノフを頼んでみる。味はまぁ、こんなもんかな、程度だけど、とりあえずロシアな料理への義理立てということで。
ついで、また地下の展示ホールに行って、ソフトクリームを買う。
うろうろしていたら、ステージでの演奏を終えた有料公演出演者(名前分からず。。。)がふらっと島村楽器ブースに立ち寄って、展示してあるヴァイオリンを借りて演奏をはじめる。チャイコのヴァイオリンコンチェルトの第1楽章だ!嬉しいなぁ。すぐさま人だかりになったのは言うまでもありません。たまたま近くにいてラッキー♪

17:30からは再びホールA。ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番。フェイサル・カルイ指揮のベアルン地方ポー管弦楽団にイーゴリ・チェチュエフのピアノ。

2012/05/03 (木)

2012-05-03:ラ・フォル・ジュルネ1日目

ラ・フォル・ジュルネ初日。和装。天候悪いが、現地着いてしまえば、まぁなんとか。
12:15 からホールA。モソロフの鉄工場と、ストラヴィンスキーの春の祭典。読売交響に、指揮者は下野さん。
モソロフの鉄工場は初見・初聴。
ステージ上の左端にグレーの幅大きめのめくり板のようなものが置いてあって、「なんだろう、演奏中の曲目でも表示すんのかな」と思っていたら、鉄工場の演奏中にひとりつかつかと近づいていって、、、叩きだした!

あれは楽器だったのか!(・∀・)

金属音カシャガシャ鳴ってる!
wikipedia で調べたら、編成の中に「金属板(Lamina di ferro)」とあった。へぇぇ。(鉄工場 – wikipedia
おもしろい小品曲でした。機会があったらみなさんもぜひライブで観てみてください。オススメです。
メインの春の祭典はいいレベルの演奏。読売交響の春祭を3000円で聴けるんだからいいよね。いや、普段が高すぎなんだろうけど。

春祭聴き終ったあと、次のプログラムまで国際フォーラム内をうろうろ。悪天候にも関わらずたくさんの人が来ている。とくに家族連れが多い。
ラ・フォル・ジュルネは子供向けのプログラムや、最低年齢制限が緩い(2歳からOKとか)から家族来やすくていいね。1プログラムあたり、ひとり3000円以下だし。ふつーのクラシックコンサートに家族で行くと出費キツいもんなぁ。。。

期間中の有料公演プログラムの半券を持ってれば入れますよ、という地下の展示ホールに足を運ぶと、小学生のビッグバンドが演奏をしていた。千代田区立和泉小学校ビッグバンド・クラブ。
うまかったー。小学生であれだけ吹けるのか。いいなぁ。すごいなぁ。

14:30 からは再びホールA。チャイコフスキー「くるみ割り人形」から序曲と花のワルツ、ラフマニノフのピアノ協奏曲第4番。オケはポーランドのシンフォニア・ヴァルソヴィアで指揮はジャン=ジャック・カントロフ。ピアノはアレクセイ・ヴォロディン。
席は2列目中央ブロック上手寄り。ピアニストはピアノ越しになっちゃうけど、上手側楽団員がよく見える。
ちなみに、ホールAはステージ両袖にスクリーンがあって、カメラ映像が表示される。そのとき主旋律の楽器のヒトやピアニストの手元とかをアップで映してくれるのはとてもイイ。ふだんのコンサートでも真似してほしいなー。けど、ヒトもコストもかかるからな。。。ピアニストの手元固定カメラだけでもあるといいんだけど(ピアコンに限っては)。
くるみ割り人形は2曲ともよかった。オケうまいな。毎年ラ・フォル・ジュルネに来ているそう。
ピアニストのヴォロディンは同い年。チラシによるとゲルギエフのお気に入りとのことだったが、演奏を聴いて納得。つまり、アツい!^^;
ピアコン4、いいパフォーマンスでした。2番3番に比べるとマイナーだけど、いい曲よね。
そして、演奏終了とともに、

客席からの拍手より早く、ステージ上の楽団員から雄叫びが!

彼らにとっても快心の演奏だったということかしら。アツいのはピアニストだけじゃないらしい。
カーテンコールでの足鳴らしもすごかった。
いいなぁ。演奏ちゃんとうまいし、ファンになるわ。

プログラム終了後、小腹が空いたので国際フォーラム内のイタリアンに入る。
キャンペーンなメニューを頼んだら、お土産にドロップスがもらえた。わーい♪
今日のラ・フォル・ジュルネはここで打ち止め。

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