2014/07/30 (水)

2014-07-30:読書会

月イチ読書会。
今回のお題は自分の提案が通って、『理性の限界』。
自分としては、内容については「ふーん、へー、ほー」という感じ。
ただ、この内容を本にまとめあげるのは偉大と思った。

それと、理系外の参加者がどういう反応なのかに興味があってお題提案したんだけど。。。
今回参加者少なくて、あまり分からず。
そして、本の第1部の選択の話から日本の選挙制度で盛り上がるという、事前予想できなかった展開。

次回は『絶対音感』になった。
さっそく kindle で 1-click。

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2014/05/20 (火)

2014-05-20:読書会

大学先輩主催の月イチ読書会。
テーマは『パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか (PHP新書)』。
先月の会でのある参加者の「小保方女史は演技性パーソナリティ障害ではないか」というコメントから。

この本、プロローグと第I部でパーソナル障害とはどういうものかを解説し、第II部で10種類の障害タイプ(境界・自己愛・演技・反社会・妄想・失調・シゾイド・回避・依存・強迫)の個別の説明があり、おわりにで結ぶ。
第II部では、それぞれがどういう特徴かだけでなく、具体的事例(自己愛性のサルバドール・ダリやココ・シャネル、失調性の夏目漱石とか)や、そういった方への接し方のコツ、本人の克服のポイントなどが記されている。
ただ、これは著者の問題というより編集者の問題だと思うのだけど、第II部に入る前の

第I部がとにかく読みづらい

失礼ながら、教えることに慣れていない理系の先生感バリバリ。
そこで、これからこの書籍を読んでみよう、という方には次の順序で読み進めることをおすすめする。

  1. プロローグ
  2. 付録 パーソナリティ自己診断シート
  3. 第II部(第三章~第十二章)
  4. おわりに または 第I部(第一章・第二章)
  5. 第I部(第一章・第二章) または おわりに

付録についている診断シートはネタバレ(?)の前にやっておいた方がいいように思う。
これは各10の障害タイプそれぞれについての自分の傾向を知るというもの。第II部読んだ後だと、「あぁ、この設問はアレか」というのも分かっちゃうので。

おわりにの文章がなかなかによかった。一部を以下に引用。

パーソナリティ自体は、その人の人柄であり、そう簡単には変わらないし、変える必要もない。しかし、パーソナリティ障害は、パーソナリティの度が過ぎて社会に適応して生きていくのを邪魔している部分なので、変える必要があるし、実際、変えることができる。
(略)
リンカーンは、中年を過ぎたら、人は自分の顔に責任があるといった。同じことがパーソナリティについてもいえるだろう。若い頃は、パーソナリティは、生まれ持ったものや育ってきた環境によって大きく左右される。しかし、ある程度の年齢になれば、自分の弱点を克服しようと努力した人と、問題に向かい合わずに過ごしてきた人との差は歴然となる。
そこそこの年になれば、人は自分のパーソナリティに対して責任があると思う。その年になれば、親や不遇な環境のせいにばかりはできないのだ。いかに生きてきたかが、その人のパーソナリティには、顔に刻まれた皺のように刻まれている。

書かれている通り、度を越しているか(閾値を超えるか)が「障害になるか」。誰しもが傾向なりばらつきを持つもので、それを個性とも呼ぶのだろう。
ちなみに、筆者の自己診断、強迫性・演技性・自己愛性で閾値以上という結果。まぁなんとなく納得。
そういうことも自分で分かったうえで、折り合いをつけ、また他者と関わっていくのがよい人生を送るために大事なことではないだろうか(月並み感)。

多くの人におススメできる一冊。第I部は読みにくいけど。。。
2004年の新書。数年前には kindle 版にもなっているので、端末お持ちの方はそちらでも。

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2014/04/23 (水)

2014-04-23:読書会

大学の先輩主宰の月イチ読書会。
テーマは『呆韓論』。これまでで一番「読んでてなんだかな」というお題だった。^^;

問題(?)なのは、こんな本が20万部も売れてるらしいことだなー。
んなもん、ほっとけ、って話ばかり。

次回はおぼっちネタでパーソナリティ障害。
自分がどのパーソナリティ障害なのか知っておくのは大事と思う。

DSC_43722時間弱の議論のあとは、中華で食事をし、さらには有志でバーへ。
自分はBOWMOREをいただいたあとで、おまかせでラムをいただいて、終電であがった。
いただいたラムを忘れないようにと写真をパチリ。
DIPLOMATICOでした。いいチョイスをしていただき、感謝。

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2013/11/20 (水)

2013-11-20:読書会

大学の先輩主宰の月イチ読書会。
今月のお題は『日本語を書く作法・読む作法』。
ちょっと前のカドカワフェアのときに安く買ったものを、「さらっと読めるし、こんな本もたまにはどう?」と提案したら課題図書として採用されてしまった。^^;

DSC_3622会としては自分が最初に参加者に対して書籍を kindle 版のリンクで薦めてしまったのもあり(右のリンクは紙書籍版です)、電子書籍と紙書籍、街の本屋の存在意義などから入り、国語教育の話で盛り上がった。
参加人数の少ない月だったけど、議論のアツさは変わらずで、今月もとても楽しい夜でした。

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2013/07/24 (水)

2013-07-24:読書会

大学の先輩主宰の月イチ読書会。
今月のお題は『反省させると犯罪者になります』。
著者は刑務所内で受刑者の更正に携わっている方。正直、タイトル一発釣りな本だろうと思っていたんだけど、なかなかにしっかりした著作だった。
彼のしていることはある意味「医療行為」のように思えた。
問題行動があったときに、安易にすぐ「反省してます。もうしません。」と反省文を書かせても更正はしない、むしろ内圧を溜めこんでしまう。問題行動の原因を掘り起こし、本人にそれを自覚させなければ更正はない、と。
少し見方違うけど、『PS羅生門』で「心のキズって、自分でエグってやっと癒されると思ってるんだよね」というのを思い出す。古いマンガですが。
(そういえば、矢島正雄氏はオリジナルでまた原作書いてくれないかなぁ)

ただ、本に書かれていることは分かるんだけど、なかなかシステムとして更正プログラム化していくのはむずかしいんだろうなぁ。
著者も「診れるのは年に数人」とのことだったし。

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2013/01/29 (火)

2013-01-29:読書会

大学の先輩主宰の月イチ読書会、今年一発目。
お題は立花隆の『宇宙からの帰還』。
NASA のジェミニ・アポロ・スカイラブ計画で宇宙に出た飛行士たちに、宇宙体験が彼らの内的にどのような影響・変化を与えたかをインタビューしてまわったもの。
初版は1980年。
自分が今回買い求めたのは37刷で、巻末に野口聡一さんとの対談が数ページついている。

この本、とても面白い。
30年以上前の本で、当時といまではさまざまな環境要因が違うけど、当時の飛行士たちがどういう努力をして宇宙に行くことに選ばれ、そこでどのような体験をし、その後なにをしているかが語られている。
人によってはその後宇宙を忘れてひっそりと隠れて過ごされている方がいたり、宗教の伝道師として全国飛び回る方もいたり。

ポジティブなことばかり書いているわけでもない本だけど、「宇宙に行きてぇ」という気持ちがフツフツと湧き上がる。
早く宇宙エレベーター実用化されて、低コストで上がれるようになってほしいなー。

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