2013/02/26

2013-02-26:ACL Group-1 Guangzhou Evergrande vs Urawa Reds

DSC_2445アウェイ感たっぷりな広州恒大戦。
今回浦和サポは全員まとまってのバス入場が課せられているため、試合前にまずは集合場所の Westin に行き、ツアーをまとめてくれている西鉄旅行の受付を済ます。
ちなみに集合場所の Westin は試合会場すぐそば。スタジアムは写真の真ん中あたりなんだけど、、、分かるかな。ここもまさしく中国というホテルの風景である(大気がひどくて数ブロック先がもう見えない)。

DSC_2448Westin からの行きはてきとーなバスで入り、帰りは指定のバスでそれぞれ参加者の宿泊してるホテルをまわってくれる流れ。
で、バスに乗って出るところで、うちらのバスを邪魔する広州のアホサポがいた。
うちらの邪魔だけならまだしも、ホテル出入りの車すべてに迷惑をかけてる。
遺憾だねぇ。。。

DSC_2451スタジアムでの浦和サポへの割り当てはゴール裏の1ブロックのみ。
スタジアムの構内に入ってからここに至る途中で、うちらのバスに対して煽ってくる広州サポ集団がちゃんとお出迎えしてくれた。中国国旗振ってるヤツもいるな。国旗禁止じゃないのか?こちらからはにこやかに手を振っておいた。
スタジアムに入るところでは金属探知ゲートと手荷物チェック。とはいえチェックは緩い。
一応ドリンクは持ち込み禁止で、中で販売しますということで、ドリンク売場は超混雑。ちなみに蓋付きストロー付きのプラカップで、水が2元、ポカリが5元。

DSC_2453試合開始1時間半くらい前のスタジアム。
客はまだ入ってきてないが、各ブロックの間の通路を公安が埋めている。どんだけ動員されてるんだろう?
早めに集まっているのは向こうのコールグループさんたちのよう。広州恒大は3つのグループに分かれているらしい。2007年の上海では2つに分かれてたコールグループ(仲悪かったらしい)が、試合中にうちらの声に対抗すべく、席移動して一緒にコール、というのがあったけど、今回は間に公安いるしそういうのは無理な雰囲気(で、そもそも杞憂でした)。

開始前1時間前くらいで選手たちが出てきてのアップが開始。
うー、

浦和のアップするエンドはうちらの反対側だ。

ぜったいわざとだよな、コレ。アウェイめ。。。
ちなみにアップが終わった後、ピッチにひたすら水が撒かれてた。撒きすぎじゃないの?というくらい。ここは2011年の埼スタですか。。。

で、試合。
キックオフ前は角さんがみんなを煽って Pride of Urawa 歌って、浦和レッズコールして、赤吉1を歌いながら選手入場。
けど、このときにはびっちり入った広州側観客の歓声の音量がつらい。
前半は試合前アップと同じエンド、つまり浦和は向こうからうちらのゴール裏に攻めてくる方向でキックオフ。
広州はうちのボールホルダーへのプレッシャーが軽く、パスが展開できていい感じ。宇賀神がシュート打ってコーナーになったり、そのコーナーをフリーの槙野がアタマであわせたり(でも枠外)と、よさげに序盤は進む。
が、開始15分をまずまずで乗り切ったなぁ、と思った矢先の16分、中央でボール奪われて向こう左サイド(こっちの森脇サイド)のオープンスペースに出され、それを向こうのブラジル人プレーヤー、ムリキがキープして前進。順大の飛び出したのも交わされて中央に渡され、相手に詰められて失点。向こうサイドなんでよく見えないんだけど、選手の動きと観客の大声援で決められたことが分かる。

というか、すさまじい歓声だわ。悔しい。。。

うーん、アウェイである。
オーロラビジョンに表示された得点者は「巴里奥斯」。バリオスかー。

そして、失点直後にもう一点くらっておかしくないシーンが来る。枠内に転がり込もうというボールをなんとか掻き出し(槙野?)、それで出たボールを広州がシュートするも、今度は枠左に逸れて助かる。
浦和はというと、その後もボールポゼッションは維持できていて、宇賀神のクロスを中央で陽介がアタマであわせるなど、いいシーンも作れつつ、でも得点できないまま前半終了。

負けてはいるが、やれてなくはないねぇ、という手応えをゴール裏の仲間たちと話すハーフタイム。
が、後半、しっかりやられた。
広州はうちらのバックラインのボール回しにプレッシャーをかけるようになり、またいざ攻撃に行こうという中盤のパスをガツガツとインターセプト。これやられるとつらい。。。
結局うちらのパスを奪われてからの向こうのチャンスで2失点を追加し、0-3 でタイムアップ。
3失点目はロスタイムだし、不運なオウンゴールだもんだから、さらに悔しい。アウェイとはいえ、この点差はダメージでかいなぁ。

まぁ、広州はさすがの強さだ、ということですね。浦和が強くないから負けた。
広州の前の外国人3人はさすが。前向かれると相当に厳しい。他の中国人選手たちは、個々人が上手いかというとそんなには思わないけど、とにかくデカい。うちは背では勝負できないから、巧さを上げないと戦えないね。
少なくとも、

これから攻撃だよ、というパスを奪われちゃだめだ。

パスの出し手だけじゃなく、受け手・そのまわりの選手含めて巧くならないとね。

選手たち以外のハナシ。
ジャッジについては、主審はわりとまっとうに吹いてた印象。線審のふたりは怪しかったけど(オフサイドとかで広州寄り)。けどアウェイだし、こんなもんかな、と許容範囲内。
広州側サポはまっとうな応援でした。まっとうに人数で声量負けた感じ。
旗は全面的に禁止だったんだろうな。ヘンなアピール系も含めてまったくなかった。
また、浦和サポブロックの両隣は立つことが禁止されてたようで、試合中に興奮して立ち上がっちゃった観客のとこには、すぐに公安がすっ飛んでってたとのこと(嫁情報)。
それだけ公安がしっかりしていたので、試合中にモノが飛んでくるとかも皆無。
そういう意味では、

まっとうないい(?)アウェイ

のゲームだったかと。
そもそも運営方針などに言いたいことはあるけど、それは今後の情勢如何でもあるでしょう。

総括すれば、サッカー面において、高いけどよい勉強代が得られたアウェイだと思う。
広州、ふつーに強いよ。そしてそういう強いチームに伍さなければ上に行けない。
がんばりましょう。
そして、怪我人出てないのはよかった。


DSC_2454試合後は1時間くらい待たされていたかなぁ。
公安指導のおかげか、中国人観客の退出はとても早かったけど、それでも4万人弱入った試合だったし、浦和側のバスの乗り入れまではだいぶ時間がかかった。
まぁ、ふだんの埼スタでも試合後にのんびりだべってたりするし、まわりのサポ仲間とあーだこーだ言ってると時間は過ぎていく。

ちなみに、試合後もピッチには水が撒かれていた。